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学級経営部会の紹介

​ 日本授業UD学会では、様々な授業やそれにともなう技術を紹介しています。それらの一つ一つは、全ての子どもたちに「わかった」「できた」と実感させるためにとても有効なものです。しかし、一方で、そうした技術を駆使しようとしてもなかなかうまくいかない事例も見られることも事実です。これは一体どうしたことでしょうか。

 教室で営まれる教育活動をパソコンにたとえると授業はアプリ、そしてそれを起動するOSは学級経営です。つまり、授業のUD化の授業やそこで活用される技術は、アプリであり、それがうまく機能するためにはそれが活用されるだけの学級経営が必要なのです。OSの性能を高めずに、アプリの性能だけを高めようとしてもそれは難しい話です。

 学級経営部会は、みなさんの目の前にいる、子どもたち全員が、学ぶ喜びを味わえるように、「学級経営に関わる教師の専門性の向上」目指して研究と実践の蓄積をしていきます。       

                                (学級経営部・部長 赤坂真二)

学級経営部会の特徴

​ 子どもたちの実態や教室の現状は、多様化する一方です。こうした状況では、どこかの教室で成功したモデルを模倣するだけではうまくいきません。ある教室での正解は、別な教室での正解とは限らないのです。

 これからの教師にとって大事なことは、成功事例を自分の教室で模倣することのみではありません。学んだことを自分の教室で実践してみて、「なぜうまくいったのか」そしてまた「なぜうまくいかなかったのか」を振り返り、成果と課題を見出し、残された課題について学び続けることです。

 従って、学級経営部会では、「誰かから教えてもらう」という学び方よりも「学んだことをもとに考える」という学び方を重視します。講座や協議から自分の教室で活用できそうなことを見つけ出し、他者とディスカッションすることを通して学びを深めていただきたいと思います。

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